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The Unanimous Declaration of the thirteen United States of America
2009 / 05 / 11 ( Mon )

1776年7月4日、13の植民地連合のコングレスの決議にもとづく全員一致の宣言


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 人間の発展過程に、一国民が、従来、他国民のもとに存した結合の政治的紐帯を断ち、自然の法と自然の神の法とにより賦与される自立平等の地位を世界の諸強国の間に占める事が必要となる場合に、その国民がその離脱、自律を余儀なくさせられた理由を声明することは、人類一般の意見に対して抱く当然の尊重の結果である。
 我々は、自明の真理として、全ての人は平等に造られ、造物主によって、一定の奪い難い天賦の諸権利を付与され、その中に生命、自由および幸福の追求の含まれることを信ずる。また、これらの権利を確保するために人類の間に政府が組織されること、そしてその正当な権力は被治者の同意に由来するものであることを信ずる。そしていかなる政治の形態といえども、もしこれらの目的を毀損するものとなった場合には、人民はそれを改廃し、彼らの安全と幸福をもたらすべしと認められる主義を基礎とし、また、そのような権限の機構を持つ、新たな政府を組織する権利を有する事を信ずる。
 長く存続した政府は、軽微且つ一時的な原因によっては、変革さるべきでないことは、実に慎重な思慮の命ずるところである。したがって、過去の経験は全て、人類が害悪を堪えうる限り、彼らの年来従ってきた形式を廃止しようとせず、むしろ堪えようとする傾向を示している。しかし、連続せる暴虐と簒奪(ユーザベイションズ:帝王の位を奪う事)の事実が、明らかに一貫した目的のもとに行われ、人民を絶対的暴政(デスポティズム)のもとに圧倒線とする企図を明示するにいたるとき、そのような政府を廃棄し、自らの将来の保安のために新たなる保障の組織を創設する事は、彼らの権利であり、また義務である。――これら植民地の隠忍した苦難は、全くそういう場合である、今や彼らをして余儀なく、従前の政治形態を変改せしめる必要は、そこから生ずる。イギリスの現国王の経歴は、これら諸邦(ステイツ)の上に、絶対の暴君制を樹立することを直接の目的として繰り返し行われた、悪行(インジュリーズ)と簒奪の歴史である。これを証するため、公正な世界に向かって事実の提示をあえてする。
 彼は一般の福祉の為に適正必要な法律の裁可を拒んだ。
 彼は、総督に命じて、彼の裁可以前にはその効力を停止せしめるという規定のない限り、緊急な必要のある法律の場合でもその制定を禁じ、しかも彼がそれらの法律を停止せしめたその後にも、彼はこれらの法律を全く閉却した。
 彼は、人民が議会に代表される権利を放棄しなければ、広大な地域に対する施設を規定する法律(ケベック法)を制定することを拒んだ。そのような権利は、人民には最も尊いもの、そしてただ暴君にのみ恐れられるべきものである。
 彼は(植民地)議会を異常、不便、かつ公文書記録類の所在地より遠隔な地に招集せしめ、ひたすら疲労困憊の末、彼の方策に屈従せしめんとした。
 彼は、人民の権利が彼によって侵害されたことに対し、各植民地代議院が断固たる反対を示したことにより、くりかえし各植民地代議院を解散した。
 彼は、かかる解散ののち、久しきにわたり、選挙により新しい議会の形づくられることを拒んだ。ゆえに絶滅されない立法権は、一般人民の手に戻った。諸邦は、その間、外部よりの侵入および内部における混乱の危険にさらされたのである。
 彼は諸邦の人口発展の阻止につとめた。そのため、外国人の帰化を妨害し、移住民の到来を促進する立法を拒み、土地の新しい取得の条件を厳にした。(1763年布告)
 彼は、司法権の制度を樹立する法律に裁可を拒むことにより、司法の行使を阻害した。
 彼は、裁判官を、その任期および報酬について、全く彼の一存により左右される地位に置いた。
 彼は、おびただしい数の官職を設け、我ら(植民地)の人民を悩ましめ、その物資を消費し尽くすべく、無数の役人を派遣した。
 彼は、平時において、われわれの間に、議会の同意に基づくことなく、常備軍を置いた。
 彼は、軍部をして、文官の権力より独立し、また優位に立たしめるように措置した。
 彼は、本国議会の越権の立法に裁可を与え、これと協力して、我らの憲法の認めず、法律の承認せざる立法の権限に、我らを服従せしめた。即ちその立法とは――
 我らの間に多数の軍隊を宿営せしめ、
 彼らが例え諸邦の住民に対して殺人を犯すことがあっても、偽装の裁判によって、処罰から免しめ、
 我らの世界各地との通商を切断し、
 我らの同意なくして租税を賦課し、
 多くの事件において陪審による裁判の利益を奪い、
 無実の罪科を理由とし、裁判を受けるため人民を海外に送り、
 隣接のイギリス領地域(ケベック)においてイギリス法の自由なる法制を廃止し、そこに専断的政治を樹立し、加うるに、その地方境界を拡大して、もって同様の専制的統治をわが諸植民地にも押し及ぼす先例と手段たらしめ、
 我らの特許状を撤回し、最も貴重な我らの法律を廃止し、我らの政府の形態を根本的に変更し、
 我らの(各植民地)議会の活動を停止せしめ、いかなる事項についても、本国が我らの為に立法する権限ありと宣言したものであった。
 彼は、我らを国王の保護の外に立つものと宣し、我らに対し戦争を行うことにより、植民地における統治を放棄したものである。
 彼は、我らの海洋を掠奪し、海岸を侵略し、都市を焼き、住民の生命を奪った。
 彼は、いかなる野蛮時代にも比類少なく、文明国の首長の行為として全く価しない、残虐と背信の事態のもとに始められた死、荒廃、暴政の事業を完遂する為に、いま現に外国人傭兵の大軍を輸送しつつある。
 彼は、公海において捕虜となった我らの同胞に、余儀なくその祖国に対して武器をとり、その僚友と同胞との処刑人の地位に立たしめ、あるいは自ら同胞の手によって斃れることを強制した。
 彼は、我らの間に国内の動乱を誘発し、わが辺境の住民に対し、年齢、性別、貴賤の区別なく全面的経滅を戦争の法則とする過酷なインディアン蛮族の来寇を誘致した。
 これらの圧制の各段階において、我らは最も謙虚な要求をもって匡救を請願してきた。我らの繰り返し行った請願はしかし、反復する危害によって答えられた。その行為のいずれもが暴君の規定ともなるものによって、かくも顕著に色どられる性格をもつ君主(プリンス)は、自由な人民(フリー・ピープル)の統治に不適任である。
 我らはまた、我らのイギリスの同胞に対する配慮においても欠くるところはなかった。我らはしばしば彼らの議会(レジスラチュア)が我らの上に不当な権限を押し及ぼさんとする企てについて警告した。我らはこの地に対する移住の由来と開拓の事情につき想起せしめ、彼らの考慮を喚起した、我らは彼らの生来の正義感と寛容に訴え、共通な血縁の絆により、相互の関係と交通とを必然に阻害するに至るべき前述の簒奪行為を否定(ディアヴァーブ)すべきことを懇請した。しかも、彼らもまた正義の声と血族の訴えに耳を塞いでいた。かかるがゆえに、我らは我らの離脱・自立を通告する必要を端的に承認し、彼らを他の人類と同様、戦争においては敵、平和においては友とみなす。
 ゆえに、我らアメリカの連合せる諸邦(ユナイテッド・ステイツ・オブ・アメリカ)の代表は、全体会議に集合し、我らの志向の誠直なる事を至高なる世界の審判者に訴えつつ、これら植民地の善き人民の名において、また人民の権威において、厳粛に公布し宣言する。「この連合植民地は自由にして独立なる国家(ステイツ)たり、また(権利として)当然にしかあるべきである。これら諸邦はイギリス国王への忠誠よりいっさい解除され、イギリスとの政治的関係は全部当然に消滅した。しかしてこれら連合諸邦は自由かつ独立な国として宣戦講和をなし、同盟、通商の条約を結ぶ完全の権があり、独立国の当然行いうる他の一切の行為をなす権利がある」
――この宣言の支持のために、われらは聖なる摂理の保護を信頼しつつ、相ともに、我らの生命財産および尊き名誉を捧げることを誓う。

IN CONGRESS. JULY 4 1776.


ジョン・ハンコック、サミュエル・チュース、ウィリアム・ペイカ、トマス・ストウン、チャールズ・キャロル・オブ・キャロルトン、ジョージ・ウィズ、リチャード・ヘンリー・リー、トマス・ジェファソン・ベンジャミン・ハリソン、トマス・ネルソンJr.、フランシス・ライトフート・リー、カーター・ブラックストン、
ロバート・モリス、ベンジャミン・ラッシュ、ベンジャミン・フランクリン、ジョン・モートン、ジョージ・クライマー、ジェイムズ・スミス、ジョージ・テイラー、ジェームス・ウィルソン、ジョージ・ロス、シーザー・ロドネー、ジョージ・リード、トマス・マッキーン、
ウィリアム・フロイド、フィリップ・リヴィングストン、フランシス・ルウィス、ルウィス・モリス、リチャード・ストクトン、ジョン・ウィザースプーン、フランシス・ホプキンソン、ジョン・ハート、エブラハム・クラーク、
ジョサイア・バートレット、ウィリアム・フィップル、サミュエル・アダムズ、ジョン・アダムズ、ロバート・トリート・ペイン、エルブリッジ・ゲリー、スティヴン・ホプキンス、ウィリアム・エルリー、ロージャー・シャーマン、サム・ハンティグトン、ウィル・ウィリアムス、オリヴァ・ウォルコット、マシウ・ソーントン、
ウィリアム・フーパー、ジョゼフ・ヒュース、ジョン・ペン、エドワード・ラトレッジ、トマス・ヘイウァドJr.、トマス・リンチJr.、アーサー・ミドルトン、
バトン・グウィネット、ライマン・ホール、ジョージ・ウォルトン








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